-Story of Grow Up-

逃げる人間から、突き抜ける人間に変わったT君

1. 人生の放浪者


前職パチンコ店勤務、現BUNNY梅田店勤務中のT君(25歳)。
彼と私が出会ったのは、2012年の11月の丁度寒くなり始めた頃だった。

当時彼は23歳。
大学を出て間もない頃で、社会のしゃの字も知らない、いわゆるペーペーだった。
卒業後は一度は一般中企業に就職したものの、うまく行かずにすぐに退社。
それからというもの、パチンコ店を転々としていた。

この転々としているというのも、わずか1年半ほどの期間の出来事である。


私「お店を何回か移動してるね。何か理由があったの?」

T君「えっと・・・なんか、急に辞めたくなりまして・・・」

私「店長さんとかに止められなかったの?」

T君「えーっと・・・あんまり・・その」



面接の最中、私は直感的に、店に無言で辞めてきたのだろうと思った。

そして─。


私「まぁ、うちもそこそこ厳しいけども、何かあったらいつでも相談してよ。」

私「店舗のスタッフや店長さんに言えないことも、僕に相談してもらって大丈夫だから。」

T君「わかりました。」



そう言って、店舗へ送り出してやった。

内心、続けてくれるのかどうなのか、心配ではあった。
もしかしたら…と思うところもあった。

そして、そんな直感は不思議と当たるものだった。




2. 逃げ癖



3ヶ月後─。
店舗の店長さんから連絡があった。

「T君と連絡が繋がりません。」

内心、やっぱり…と思った。

多くの場合、人は同じ失敗を繰り返す。
何度も同じ失敗を繰り返し、痛い思いをして、ようやく学び、同じ失敗を繰り返さなくなってゆく。
できればうちでそれを乗り越えてほしかったが、そうもいかなかったようだった。

私はすぐさまT君に連絡を試みるが、案の定、不通。
しかし諦めずに、5回、10回と辛抱強く連絡し続けた。

もう、これで連絡がとれなかったらやめよう…と思い、かけた最後の電話にT君は出た。


T君「・・・・はい。もしもし。」

私「・・・T君?大丈夫?」

T君「・・・はい。すみません。」

私「ええよ、全然。・・・何かあった?」

T君「・・・。」

私「とりあえず話聞くから、おいでや。」



T君を呼び、再び私たちは対談した─。


私「何かあったんか?」

T君「・・・」

私「何でもいいから、言ってみ?」

T君「・・・辛くなりました。」

私「うん。何が辛かったの?」

T君「何がと言いますか・・・なんか急に、辛くなっちゃいまして・・・」



私は30分ほどT君の話を聞き続けた─。


私「・・・また繰り返すの?」

T君「えっ」

私「僕は正直、最初君と面談したとき、前の会社でなんかあったんかなって思ったんだ。」

私「事情ありで辞めてきたんかなって。」

T君「・・・はい」

私「今君がここで辞めたら、また同じこと繰り返すことになる。」

T君「・・・でも辞めたくなったから辞めるって、普通じゃないですか?」

私「今ここで、20代という大切な時期に、逃げ癖をつけちゃあかんと僕は思うんよ。」

T君「次の会社では辞めません。」

私「そう思って、今の会社も入ったんちゃうん?」

T君「・・・。」

私「社会に出たら、思い通りに行かないこと、辛く感じることは山ほどあるからね。」

私「逆に今は良いチャンスだと思うよ。その逃げ癖を克服できるチャンスってことね。」

T君「いいですよ・・・別に。次の会社で克服しますから・・・。」



T君は少しふてくされていた。


私「3日考えて、復帰できそうだったら連絡ちょうだいよ。」

T君「・・・わかりました。」




3. 生きながらにして生まれ変わる瞬間



3日後─。

「トゥルルルル。」
携帯が鳴った。T君だ。


私「はい、もしもし」

T君「おはようございます。」

私「うん、おはよう。」

T君「あの、もう一度頑張らせてください。やっぱりいろいろ考えましたが、続けます。」

私「・・・そうか。わかった。」



私は内心、とても安心した。
T君が辞めなかったからというよりも、T君自身が自分の欠点を克服する一歩を歩み始めたのだと思うと、なんとも言い難い嬉しさがこみ上げた。


それからと言うものの、T君は様変わりしたように仕事に熱心になり、今では部下を持ち人を引っ張っていく立場になっている。





4. その後の対談



しばらく私たちは連絡を取り合っていなかったのだが、久々に会う機会があり、また対談することとなった。


私「最近、調子どう?」

T君「いい感じです。もっと出世していきたいですね。」

私「そうか。なんか変わったな。」

T君「はい、お陰様で。」

私「笑」

T君「あのとき、Nさん(私の名前)に辛抱強く話してもらってなかったら、今頃まだ放浪してましたよ。笑」

私「はは、あるかもね。」

T君「えぇ、あのときから少しくらい辛くても大丈夫って思えて、それから楽になりましたね。視野も広がりました。」

私「へぇ~、それは変わったな。」

T君「家族や彼女にもその頃からですかね、ちょっと変わったって言われるようになりました。」

私「今の私からも大分変わった風に見えるよ。笑」

T君「ありがとうございます。いいふうに受け止めます。笑」

私「今後も大丈夫そう?」

T君「はい、もちろん。この場は積極的に成長させてくれる先輩たちや環境がそろっているので、もっと仕事ができるようになろうと、ただそれに燃えますね。」

私「目標は?」

T君「ひとまず、店長になりたいですね。店長になって、一店舗全て自分が責任持てるようになりたいです。」

私「はっは。頼もしいね。」

私「あぁ、ちなみに今これ録音してるから、これ求人サイトに掲載するよ。」

T君「えっ!そうなんですか?」

私「うん。」

私「何か一言ない?これから応募する人に向けて。」

T君「えぇ~~っと、めちゃくちゃ良いところです。僕も最初うさんくさい業界と思ってたけど全然違って、真面目で、求人の方も手厚くフォローしてくれるのでとても良い職場です!・・・こんなんでいいですか?笑」

私「笑。うん、オッケー。ありがとう。」



逃げる人間から、突き抜ける人間に変わったT君。
ここでひとつまた、グローアップの成長ストーリーが生まれた。

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